• 撮影日数は23日間(2017年11月3日~11月29日)。
    撮影初日はお祓いの後、朝4時まで足利で撮影が行われた。初日の夜にいきなり撮られたのが、シンとふうかが鉢合わせをして2人が水浸しになるシーン。シンのフルメイクを施された阿部は大量の水を叩きつけられ、「ほんとに死にそうになった」と語っている。「『今回の撮影で、いつが一番キツかったですか?』と伺うと、阿部さんはいつも食い気味に『初日』とおっしゃるんです。実は、あの水は消防車の放水のものを使っているんです。路上にいながら本当に溺れるような感じになってしまって。足利の11月の深夜がとても寒くて、それなのに阿部さんは半裸で……すごく大変だったと思います。かたや吉岡さんはすごく楽しそうでした。頭からずぶ濡れになっていてもずっとニコニコしていて『上着大丈夫です。椅子も大丈夫です』と。その役者根性の据わり方にスタッフもみんな感心していました」(山野)。

  • ロケ地の足利で撮られたのは、ヒッピー街、花火工場、冒頭のシンとふうかが出会う工事現場、ふうかの最後のライブシーンなど。シンのライブシーンは横浜の工場で撮影された。花火工場は足利にある本当の花火工場を使用。大事故に繋がる可能性があるので絶対に火を出してはいけないという理由でCGにより火は追加されたが、実際の花火工場で撮ったことで本物の雰囲気を出すことができた。また、ふうかがボーカルを務めるバンド(「君のいる風景」)の路上ライブシーンは、実際に吉祥寺駅前で撮られた。全体のクランクアップは、映画冒頭の阿部演じるシンのライブシーン。吉岡はクランクアップ後にもかかわらず現場を訪れている。「KenKenさんはじめバンドメンバーが本当に豪華なんです。阿部さん含めて全員ミュージシャンの方なので、本物のライブさながらの迫力でカッコよかったです」(山野)。今回、出演されているミュージシャンたちは、皆レコーディングから参加しており、そういう所にも細部までこだわった作品作りが行われている。

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